NICE新潟や新潟市などが、30%のプレムアム商品券の事前申し込みを開始
協同組合NICE新潟、新潟市、新潟商工会議所などで構成する地域のお店応援商品券実行委員会は27日、30%のプレミアムの付いた商品券「新潟市 地域のお店応援商品券」の事前申し込みの受付を始めた。受付期間は8月11日まで。27日の各紙朝刊に折り込まれているチラシに印刷されている応募用紙かサイトから申し込む。受付期間は8月11日まで。
地域のお店応援商品券はプレミアムを含め総額13億円を発行する。使い勝手をよくするため、額面500円券が26枚綴りになったもの(1冊=1万3,000円分)を10万冊発行する。販売価格は1冊1万円。1人3冊まで応募でき、応募者多数の場合は抽選となる。商品券引換(購入)期間は9月15日から10月6日で、来年1月31日まで利用することができる。
NICE新潟や新潟市などでは平成26年に総額11億円、平成27年に総額55億円のプレミアム商品券を発行(いずれもプレミアム率10%)ほか、平成31年には3歳未満の子供がいる世帯向けなどに限定し総額15億4,800万円のプレミアム商品券を発行している(いずれもプレミアム率25%)。
それらの商品券は大型店でも使え、中小店舗で使われる割合は2〜3割ほどだった。今回は、新型コロナなどで厳しい経営環境におかれている中小企業の支援という狙いもあり、中小企業基本法で定める中小企業が運営する店舗や個人商店に利用できる店を限定した。
こうしたこともあって、取扱店は7月19日現在で2,614店と過去最大規模(前回は2,000店弱)になっている。業種も、小売、理美容、宿泊、タクシーなど様々だ。また、地元中小企業がフランチャイジーとして運営するフランチャイズ店(コンビニなど)も取扱店に名を連ねている。
なお取扱店舗はまだ募集中で、「商品券を現金に換える手数料や賦課金がかからないこともあって。今後、「3,000店舗近くになる見通し」(NICE新潟の小柳蔵人理事長=株式会社小柳善三郎商店)という。
「国内企業の99%は中小・零細企業で、こうした企業が地域経済を支えている。こうした企業の活性化に寄与したい」と小柳理事長は話していた。
全国1位を誇る共通商品券を発行
NICE新潟は、新潟市や佐渡市内の小売業、飲食業、宿泊など544社が加盟。新潟市・佐渡市共通商品券の発行、ポイントカード「トキメキカード」(100円の買い物につき1ポイント=1円を進呈、加盟店80店で対応)やキャッシュレス決済ができてポイントにも対応したプリカ対応のICカード「トキメキカード」の運用などを行なっている。商品券は、量販店や百貨店などがNICE新潟加盟店に名を連ねていることから量販店、百貨店などでも利用でき、発行量は全国1位を誇る。
また、NICE新潟が窓口となり複数店が一括契約するというスケールメリットを活かして金利を引き下げたクレジットカード(クレジット包括加盟事業)のサービスを、NICE新潟加盟店と長岡市内の店舗などに提供している。
なおNICE新潟が発行するフリーペーパー「トキメキ通信」の夏号に加盟店すべての名前を掲載することを計画しているという。
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