新潟県三条市の新潟精機が小中学校などに定規を寄贈

國定勇人市長(左)と五十嵐利行社長

測定工具などの製造・販売メーカー新潟精機株式会社(新潟県三条市)は28日、新潟県三条市の小中学校・特別支援学級に、目盛りが段差上で見やすい定規「快段目盛」合計1,200本を寄贈した。同日、三条市立一ノ木戸小学校にて贈呈式を実施し、特別支援学級の児童5人とフェイスシールドづくりの製図に挑戦する「定規を活用した授業」を行った。

同校では、新潟精機株式会社の五十嵐利行代表取締役社長から、三条市の國定勇人市長に目録が手渡された。今回の快段目盛寄贈について五十嵐社長は、「測定は全ての作業の基本なので、はかるという行為をまずは地元の子どもたちに体験してもらう良い機会になればと思う」と語った。

寄贈を受け、國定市長は、「この定規は段差になって視覚的にもわかりやすい。特別な支援が必要な子どもにかぎらずユニバーサルデザインとしてたくさんの方に使いやすい定規だ」と話した。

また、会場となった三条市立一ノ木戸小学校5、6年特別支援学級では、寄贈された「アクリル方眼定規 快段目盛 15cm」を活用した授業が行われ、モノの測り方を学び、フェイスシールドなどの製図に挑戦した。

児童たちからは「うまくはかれた」「またやってみたい」という声が上がり、授業を行った内山純一教諭は、「自分で測って自分でつくる事の経験が子どもたちの自信に繋がると思うので、これから積極的に定規を使ってくれるだろう。後日フェイスシールドを完成させて子ども達の成果として渡したい」と話していた。

定規を使って、授業も行われた

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