新潟県文化祭2020の開催が発表、芸術文化の発表者、施設、学校からの動画を募集

「新潟ステージチャンネル」では計120ほどの動画を募集する。配信ページと動画は「新潟県文化祭」の終了以後も視聴可能とする予定。

新潟県は現在、新型コロナウイルスの影響により、文化芸術分野の発表と鑑賞の場が失われていることを考慮し、毎年行われている「新潟県文化祭」でYouTubeチャネル「新潟ステージチャンネル」を開設し、文化芸術活動に携わるアーティストや博物館等施設、あるいは学校で行われる部活動団体が製作した動画作品を募集、配信すると発表した。

参加者として動画を応募できるのは、まず第1に、県内居住、または県内に拠点を持ち、不特定多数の観客に公演や展示などを行っている団体と個人。第2に、博物館や美術館といった、文化財を不特定多数の観客に公開している施設など。第3に、県内の各種学校において文化芸術活動を行っている部活動など。この3つが対象となり、上の2つ(団体や個人、施設)を計70件程度、学校の部活動での参加を50件程度、計120件を想定しているという。

動画企画の募集は7月31日から8月31日まで。書類審査が行われ、9月中旬までにメールで合否が伝えられる。

応募可能な作品は、新たに製作された動画作品となるが、既存作品へ編集などを行い活用した動画や、絵画などのスライドショーといった静止画を動画に編集したものも許可されている。

一方、動画の製作にあたっては、新型コロナウイルス感染予防のため、いわゆる「3密」を避けて作品を製作してほしいという。

提出された作品は、YouTubeの「新潟ステージチャンネル」で配信される。そしてその後、芸術文化活動への支援として動画製作費が団体、個人、施設には10万円、学校の部活動参加者には2万円支払われる。

開催期間は8月20日から12月31日まで。イベントが開始される20日には新潟市中央区の新潟県民会館で開会式が行われる予定となっている。

新潟の文化芸術の鑑賞・発表の場となる大規模なイベントは以前から行われており、2016年からは今年と同様の「新潟県文化祭」という名称になり「新潟県の”文化の宝もの”を見つめ直し、新たな地域文化を創造・発信すること」を目的として2019年を除き毎年行われている。

昨年2019年度は、第34回国民文化祭・にいがた2019、第19回全国障害者芸術・文化祭にいがた大会の開催により見送られていた。

発表する県の担当者

 

こんな記事も

 

── にいがた経済新聞アプリ 配信中 ──

にいがた経済新聞は、気になった記事を登録できるお気に入り機能や、速報などの重要な記事を見逃さないプッシュ通知機能がついた専用アプリでもご覧いただけます。 読者の皆様により快適にご利用いただけるよう、今後も随時改善を行っていく予定です。

↓アプリのダウンロードは下のリンクから!↓