新潟県の花角英世知事が定例会見、ウクライナからの避難民受け入れ体制について「準備は徐々に進んでいる」
新潟県の花角英世知事は20日、定例の会見を行い、岸田総理が燕三条などものづくりの現場を視察したことについて、「ものづくりの現場である事業所、人材を育成する三条市立大学にも立ち寄っていただき、燕三条地域の経営者たちとも車座対談もしていただいた。元気で成長しようとしている企業を直に見ていただき、経営者と意見交換することで、地域の活力が生まれようとしている、イノベーションが生まれようとしている動きを実感していただけたのではないかと思う」と話していた。
続けて、「就任以来、4年間繰り返し申し上げてきたことは、新しいことにチャレンジを支援する環境を新潟県に作り上げていきたいということ。その一つが企業創業を応援すること」と述べ、民間と連携し新潟駅前にある「SN@P」などスタートアップ拠点を8か所整備したこと、すでにある企業の成長をさらに応援する新潟県最大級のイノベーション施設で岸田総理も視察した「NINNO(ニーノ)」などを整備したことを紹介。こうした取り組みなどの結果、「93人の起業家が生まれている」と話していた。
一方、ウクライナからの避難民については、いまのところ国からの打診はないが、210人の受け入れができる体制を整備しているほか、15人のボランティア通訳を確保していて、「準備は徐々に進んでいる」と話していた。