新潟県新発田市の二階堂馨市長が会見、水道基本料金を4か月減免
新発田市の二階堂馨市長は29日、同市役所で記者会見を開き、総額4億5,608万2,000円となる第6弾の緊急経済対策を発表した。
水道の基本料金4か月分の減免策が1億6,240万円で最も高額となるほか、県外の大学などに通う学生などへの奨学金が2,759万円、小中学校などの水道蛇口のレバー化などが2,516万円、また、売上は減少したものの、持続化給付金などの対象外になった企業を支援する事業継続支援事業が2,500万円、地元の特産品をネットなどで販売する事業が1,000万円などとなっている。
水道の減免は一般家庭や事業所を対象に9月から実施するもので、二階堂市長は「ゆっくり風呂に入って、新型コロナの第2波を乗り越えてもらいたい」と話した。
また、奨学金については、「しばたTomorrow奨学金」と題し、独立行政法人日本学生支援機構の給付型奨学金または、学生支援緊急給付金の受給や、同市出身学生という条件を満たし、学業継続が困難な県外在住の学生に対し、一人5万円を支給する。
水道蛇口については、子どもたちが多く利用する公共施設や幼稚園、保育園、小中学校など78施設1,951か所をレバー化や自動水栓化する。
特産品については、肉(牛、豚)や漬物などの加工品、和菓子の3つに大別し、価格帯は2,000円から5,000円で、ヤフーなどでネット販売し、全国へ訴求するほか、同市の観光施設「寺町たまり駅」でも販売し、観光客への拡販も図る。
また、Bリーグなどの主催で、同市出身の有名バスケットボール選手、富樫勇樹選手が所属する「千葉ジェッツふなばし」と「新潟アルビレックス」のプレシーズンマッチを9月19日、20日に行う。1試合850人を上限とし、チケットは広く一般販売する。二階堂市長は「富樫選手はスーパースター。3年越しの企画で、コロナ禍でもあえてやりたい」と話していた。