ダイニチ工業が第1四半期決算を発表、第1四半期の売上高としては過去最高

ダイニチ工業 外観

ダイニチ工業株式会社(新潟市南区)は31日、2021年3月期 第1四半期決算(非連結)を発表した。

売上高は12億1,700万円(対前年同期比116.0%増)、営業利益は△5億5,800万円(前年同期は△7億8,700万円)、経常利益は△5億700万円(前年同期は△7億2,600万円)、純利益は△3億6,000万円(前年同期は△5億1,000万円)。第1四半期の売上高としては過去最高となった。

新型コロナウイルス感染症の影響により極めて厳しい状況にあったなか、同社では、市場や住環境の変化に対応した商品開発に取り組んだほか、需要期に向けた生産活動と在庫確保、販売チャネルの拡大に取り組んだ。その結果、製品別売上高は以下の通りとなった。

【暖房機器】

主力商品である暖房機器は、冬季に販売が集中するため、売上高は第3四半期会計期間に集中する傾向があり、第1四半期会計期間の売上高は僅少だった。

【環境機器】

加湿器は、政府が感染症対策の一例として適度な湿度を保つことを推奨したことにより、例年は乾燥対策としての使用が少なくなる4月以降も需要が増加した。燃料電池ユニットは、昨年10月から受託生産を開始し、第1四半期に売上高が発生した。

ダイニチ工業の加湿器(HD-RX519(T))

【その他】

部品などの売上高が減少した。

一方、同日、通期の業績予想も発表した。売上高は190億円(前期188億2,600万円)、営業利益5億2,000万円(同1億8,000万円)、経常利益5億5000万円(同2億2,200万円)、純利益4億円(同1億1,600万円)を見込んでいる。

なお通期の業績予想について、新型コロナウイルスの感染拡大による影響を合理的に算定することが困難なことから未定としていたが、緊急事態宣言が解除され経済活動が再開されてきたことから、2021年3月期の半ばまでに社会混乱がおおよそ落ち着くとの仮定のもと、現時点において入手可能な情報に基づき業績予想を算定した。

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