新潟県三条市の國定勇人市長が定例会見、コロナ支援金の拡充やイベントを発表
新潟県三条市の國定勇人市長は4日定例会見を行い、事業継続等支援補助金の拡充や、開設が予定されている三条市立大学(仮称)のオンラインオープンキャンパスなどのイベントの開催を発表した。
新型コロナに伴う事業継続等支援金を拡充
会見の冒頭、國定市長は、同市が4月から実施している飲食・宿泊関係の事業者を支援するための「事業継続等支援金」の期間を延期することを明らかにした。具体的には、8月31日まで行う予定だったが、9月30日までに延長し、さらに対象となる事業者の範囲を拡大する。
保証の対象となるのは、売り上げが50パーセント以上減少した、接待を伴う飲食店もしくは正社員20人未満の事業者で、事業物件の賃料の4分の1相当額(上限10万円)と、定資産税と上下水道料金の5ヶ月相当額、光熱費・通信費などの固定費(上限10万円)を支援する。
また今回から新たに、上記の売り上げ減少率を満たさないものの、30パーセント以上減少した事業者へ対しても支援を行う。この場合は、事業物件の賃料の8分の1相当額(上限5万円)と、定資産税と上下水道料金の6ヶ月分の半分相当額、光熱費・通信費などの固定費(上限5万円)を支援する。
さらに、個人住民税の減免の対象者も、「令和2年1月から8月までの間で」任意のひと月の収入が前年度同月比で50パーセント減少している人から「令和2年1月から9月までの間」に拡大する。
三条市立大学(仮称)がオンラインでオープンキャンパス
来年度の開校を予定している三条私立大学(仮称)のwebイベント「OPEN CAMPUS ONLINE」の開催についても発表した。このイベントでは、オンラインミーティングアプリ「Zoom」による模擬授業と個別相談が行われる。
オンライン模擬授業の日時は8月15日午前10時から10時30分まで。高校生を対象に、アハメド・シャハリアル学長らによる「技術マネジメント論」の講義が行われる予定。
個別相談会は15日と16日の午前9時から午後5時まで、一人につき約30分間、高校生とその保護者、高校教員を対象に行われる。
申し込みは、大学の公式LINEに上記のうち参加したいイベントと氏名、高校名、学年、加えて個別相談会を希望する場合は参加日時を記載してメッセージを送ってほしいという。
県内インフラを巡るバスツアー
治水等などをめぐるインフラバスツアーの開催も発表した。これは、大崎浄水場や三条防災ステーションなどの施設を回ることでインフラへの理解を深めることが目的で、開催日時は9月6日午前9時30分から午後4時30分まで。8月4日から21日までに下記連絡先にメールかファックス、または電話での申し込みが必要で、募集は先着20人を上限としている。参加費は、中学生以上が3,000円、小学生1,500円、小学生以下は無料となる。
【連絡先】三条市建設課
電話 /0256−34−5713
ファックス /0256−32−6677
メールアドレス/kensetu@city.sanjo.niigata.jp
三条音楽祭2020がオンライン配信で開催
また、毎年開催されている「三条音楽祭」が今年は新型コロナウイルス感染予防の観点からオンライン配信で行われるという。日時は9月13日午後3時から。TAMTAMやSAIRU、RADDIMATESなど、県内外から多くのアーティストが出演する。
連動して、8月1日から9月6日までInstagramとTwitterでハッシュタグキャンペーンと、9月13日まで市内飲食店でのオリジナルステッカーのプレゼントが行われる。
三条音楽祭は今年で12回目の開催となる音楽イベントで、野外で行われていた昨年までは、毎年約3,000人の来場があった。國定市長は「単に中止ではなく、時代に合う形で開催したい。挑戦的な試みだと思う」と話した。
【関連リンク】
三条音楽祭2020 公式サイト
https://online.rakuonsai.com/