(株)リンコーコーポレーション(新潟市中央区)が第一四半期決算を発表、減収営業損失に
株式会社リンコーコーポレーション(新潟市中央区)は4日、2021年3月期第1四半期決算(連結)を発表した。
売上高は35億1,000万円(対前年同期比20.4%減)、営業利益は△1億8,700万円(前年同期は1億5,100万円)、経常利益は△1億300万円(前年同期は1億8,500万円)、純利益は△1億2,100万円(前年同期は1億3,000万円)となった。
当期は新型コロナウイルスの影響で、同社グループの事業拠点である新潟港全体の貨物取扱量は前年同期比で減少し、運輸部門の貨物取扱量も減少した。その結果、部門別売上高は以下の通りとなった。
【運輸部門】
同部門の貨物取扱量は、一般貨物、コンテナ貨物ともに減少し、合計で前年同月比13.2%減の137万2,000トンとなった。コンテナ貨物は日用雑貨品など一部の輸入貨物の取り扱いは堅調だったが、輸出貨物は減少した。一般貨物も主要な輸入貨物が減少した。その結果、同部門の売上高は25億500万円(前年同期比4.4%減)、セグメント利益(事業部門の利益)は△900万円(前年同期は400万円)となった。
【不動産部門】
賃貸不動産の管理費が前年同期比で若干増加した結果、売上高は7,900万円(前年同期比0.5%増)、セグメント利益は4,800万円(前年同期比1.9%減)となった。
【機械販売部門】
建設機械販売においては大型機械の販売や件数の増加などにより、機械設備を合わせた同部門の売上高は3億9,900万円(前年同期比12.3%増)、セグメント利益は600万円(前年同期は△400万円)となった。
【ホテル事業部門】
新型コロナウイルスの影響で、株式会社ホテル新潟、株式会社ホテル大佐渡は宿泊者が激減し、同部門の売上高は1億1700万円(前年同期比85.7%減)、セグメント利益は△2億5,000万円(前年同期は8,900万円)となった。
【商品販売部門】
建設資材販売はセメント系商品を納入する工事案件が減少したほか、新型コロナウイルスの影響から貿易代行も取り扱いが減少した。その結果、同部門の売上高は3億7,600万円(前年同期比24.0%減)、セグメント利益は900万円(前年同期比12.4%減)となった。
【その他】
保険代理店業、産業廃棄物の処理業を合わせたその他売上高は、7,000万円(前年同期比9.6%増)、セグメント利益は700万円(前年同期比885.7%増)となった。
通期は売上高141億3,000万円(対前年比15.9%減)、営業利益△6億1,000万円(前年同期は4億9,700万円)、経常利益△5億円(前年同期は5億2,100万円)、純利益△4億7000万円(前年同期は9,900万円)を見込んでいる。