新潟県独自の高校野球大会は中越高校(新潟県長岡市)が優勝

4回裏、中越2番の酒井が走者一掃のスリーベースヒット。三塁ベース上でガッツポーズ

4回裏勝ち越しのホームイン

新潟県独自の高校野球大会決勝が6日、新潟市のハードオフエコスタジアムで開かれ、中越高校(新潟県長岡市)が日本文理(新潟市西区)を9対3で下し、優勝した。

ゲームは初回に日本文理が2点を入れ、前半は3対0で日本文理がリードした。

しかし、中越は4回裏のワンアウト満塁から、9番中野のスクイズで3対3の同点。さらに、2番酒井のライトオーバーの走者一掃スリーベースで3点を追加した。この回一挙6点を入れ、一気に逆転した。その後も着実に得点を重ね、結果的には19安打の猛打で打ち勝った。

投げては中越エースの佐藤が130キロ後半のストレートをうまく使い、4回から無失点11奪三振の粘投で9回を投げ切った。

中越高校の本田監仁哉督は「3年生は選手16名、マネージャー2名、総勢18名が強くなった。甲子園がない分、歴史と記憶に残る試合になった」と語った。

また、キャプテンの生徒は涙を見せ、「3年生が一丸となってやったのがこういう結果になったと思う。みんなに感謝している」と話した。

なお、阪神甲子園球場で毎年開かれる夏の全国高校野球選手権が今年は新型コロナウイルスの影響で実施されないことになっている。

中越高校の本田仁哉監督

中越高校キャプテンの選手

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