新潟県柏崎市が市内のショップセンター「日本海フィッシャーマンズケープ」の一部を取得し、道の駅の再整備進める
新潟県柏崎市は、株式会社ニッカイ米山(新潟県柏崎市)が運営する柏崎市のショップセンター「日本海フィッシャーマンズケープ」の一部を取得し、道の駅の再整備を進める。現在休止中の「道の駅 風の丘米山」と合わせた開発となる。具体的な開業時期などは未定だが、現在公募型プロポーザルにより、開発の受託業者を決めている段階だ。
「日本海フィッシャーマンズケープ」には、ニッカイ米山が展開する日本海鮮魚センターなどが立ち並ぶほか、近くには、恋愛成就のスポットとして人気の「恋人岬」や、先人のコレクションを展示する観光施設「柏崎コレクションビレッジ」もある。
「柏崎コレクションビレッジ」があるエリアは、以前は「道の駅 風の丘米山」として営業していたが、平成27年3月にJAが運営する宿泊施設「米山山荘」が閉館し、道の駅としても休止状態となった。
道の駅として成立させるには、情報発信基地の設置や24時間トイレ、地域連携機能を持った施設の3つの機能が必要となるが、再整備後は「柏崎コレクションビレッジ」を地域連携機能の施設として活用する方針。また、再整備後は、ニッカイ米山がパートナー企業となる可能性が高い。
柏崎市産業振興部商業観光課観光戦略係の田辺靖典係長は「道の駅再整備のスケジュールはまだ決まっていないが、10年かかるとは思っていない。時間をかけられないので、スピード感を持って取り組むというのが行政と民間の同じ思いだ」と話した。
一方で、柏崎市の櫻井雅浩市長は、原発災害などを想定した場合の避難手段として、以前より「道の駅 風の丘米山」に北陸自動車道の米山インターチェンジを移設する構想を発言している。