佐渡汽船株式会社(新潟県佐渡市)が株主優待制度を改定
佐渡汽船株式会社(新潟県佐渡市)は、26日開催の取締役会において株主優待制度の改定について決定した。
中長期にわたって株式を継続して保有してもらうことを目的に、乗船券引換点数券を発行する株主優待制度を実施してきたが、2020年12月期から2期連続の債務超過に陥り、株式会社みちのりホールディングスの支援を得て経営再建の途上にあることから、収益力の底上げに取り組んでいくため改定することを決めた。
変更前は、保有株式1,000株につき、株主優待乗船券引換点数券(無記名式)2点券を1枚の割合で発行していたが、変更後は保有株式5,000株につき、株主優待乗船券引換点数券(無記名式)2点券を1枚の割合で発行する。
対象となる株主は、変更前も変更後も毎年12月31日現在の株主名簿に記載または記録された株主となる。改定の適用は今年12月31日時点の株主からとなる。
なお、佐渡汽船は、5月6日に上場廃止(市場で売買可能な最終日は5月2日)となり、上場廃止後は1株30円で株式の買い取りを進めていく計画となっている。
2点の利用例を、新潟両津航路のカーフェリー車両航送で見ると、点数のみの場合は14点あれば現金は不要で、点数と現金を併用する場合は「2点+1万4,000円」、「4点+1万2,000円」 、「6点+1万円」、「8点+8,000円」、「10点+6,000円」、「12点+4,000円」となる。