NEXCO東日本が北陸自動車道柿崎IC（新潟県上越市）から柏崎IC（新潟県柏崎市）間の上下線でトンネルの工事、工事期間中は車線規制や通行止めを実施

規制区間と迂回路（NEXCO東日本の報道資料より）

東日本高速道路株式会社新潟支社（NEXCO東日本新潟支社、新潟市中央区）は２７日、北陸自動車道の柿崎IC（新潟県上越市）から柏崎IC（新潟県柏崎市）間の上下線において、トンネルのリニューアル工事を実施すると発表した。工事に伴い、車線規制や通行止めも行う。

今回の工事は、トンネルの底面に「インバート」と呼ばれる逆アーチ状の部分を設置するもので、これによりトンネルを閉合構造として耐力を増加させ、盤膨れによる隆起や沈下といった変状を防止することを目的とする。

工事期間中は、片側１車線の対面通行で運用する終日片側１車線規制や終日対面通行規制、車線規制の切り替えに伴う夜間通行止めを実施する。

具体的には、終日片側１車線規制は、柿崎ICから米山IC（新潟県柏崎市）の区間で、５月９日から３１日と１１月１日から２９日に実施。終日対面通行規制も同区間で、６月１日から１０月３１日に実施するが、特に長岡花火や夏季休暇などの８月の一部時期で混雑（１キロメートルに渡って車の流れが悪くなることを想定）が予想される。終日対面通行規制の期間中は車幅３．０メートル以上の特殊車両は通行できなくなる。

また、片側１車線規制と対面通行規制の切り替えに伴い、５月３１日と１０月３１日の２０時から翌６時には、柿崎ICから柏崎ICの上下線が夜間通行止めとなる。

NEXCO東日本新潟支社は柿崎ICから柏崎ICの迂回路として、一般国道８号の通行を提案している。同社によると、同区間の高速道路を利用した場合は約１７分だが、国道８号を利用した場合には約２８分となるため、時間に余裕を持った通行を呼びかけている。

なお、各規制の期間については、工事の進捗状況や天候などにより変更となる場合がある。

インバートについて　（NEXCO東日本の報道資料より）

車両規制期間と混雑予想日　（NEXCO東日本の報道資料より）