新潟交通株式会社(新潟市中央区)、前回公表の2022年3月期通期連結業績予想を上方修正、万代シテイのリニューアル効果など
新潟交通株式会社(新潟市中央区)は28日、2月9日に公表した2022年3月期通期連結業績予想を修正したと発表した。
売上高を141億円から143億円に、営業利益を△4億円から△7,000万円に、経常利益を△6億円から△2億3,000万円に、親会社株主に帰属する純利益を△7億円から△4億5,000万円にそれぞれ上方修正した。
不動産事業において万代シテイのリニューアル効果を取り込むことができたことに加え、まん延防止等重点措置の解除に伴い、運輸事業を含む各事業においても早期の需要回復が見られ、併せて費用削減などが奏功した結果という。
一方、2022年3月期の通期の個別決算(単体決算)で特別損失を計上した。具体的には、連結子会社である国際佐渡観光ホテル株式会社の株式について、業績悪化による時価下落などにより関係会社株式評価損3億8,000万円を特別損失に計上。また、連結子会社である株式会社シルバーホテルの財政状態および業績状況を勘案し、健全性の観点から、関係会社事業損失引当金1億5,300万円を特別損失に計上することとした。
なお、関係会社株式評価損および関係会社事業損失引当金は連結財務諸表では消去されることから、通期の連結業績に与える影響はない。