株式会社タダフサ(新潟県三条市)が新工場を竣工、29日より竣工記念イベント「タダフサ 春の工場市」を開催
今年3月、事業拡大を目的に新工場を竣工した包丁製造販売会社、株式会社タダフサ(新潟県三条市)は29日、新工場竣工を記念したイベント「タダフサ 春の工場市」をスタートする。5月5日まで実施している。
イベントでは、全国各地からものづくりブランド企業が出店し、イベント参加者への販売を行なうほか、出店者や職人と交流できる場を提供する。
販売する商品の中には、普段はオンラインでしか販売されていない人気商品なども並ぶほか、実際に見て触れることができるだけでなく、出店する担当者と話をすることができる場も提供する。
他にも約2年ぶりの実施となる工場見学や、職人が包丁砥ぎを教える「包丁砥ぎ体験」を開催。各企業や出店スケジュールおよび体験の予約はホームページで確認することができる。
タダフサは、「包丁砥ぎ」を新たに事業の柱とする目的で新工場を建設。新工場の延べ床面積は1階と2階を合わせて、550平方メートル。既存工場の機械設備の再配置などを行ない、4月上旬に稼働した。
タダフサの曽根忠幸代表取締役社長は、「包丁砥ぎ」を事業の柱にすることについて、「最終目的は包丁砥ぎ屋を作り、海外の小売店において、包丁砥ぎを安定的に提供できる形を作りたい」と話し、包丁砥ぎ機と、包丁砥ぎ師養成するプログラム作成を進める方針。
さらに、「海外の小売店でしっかりメンテナンスをしてもらうことで、包丁を使う文化を広めていきたい」(曽根社長)と新たな事業への思いを語っていた。
【関連サイト】
庖丁工房タダフサ
【グーグルマップ 株式会社タダフサ(新潟県三条市東本成寺27-16)】