新潟市がマスタープラン策定検討委員会を実施
新潟市は11日、第1回新潟市都市計画マスタープラン策定検討委員会を新潟市中央区の古町ルフルで開催した。2008年に策定した同プランの見直しを図るのが目的。
同日は、市の担当者が挨拶した後、大学教授などの各委員が自己紹介を行った。その後、委員長に新潟工科大学工学部の樋口秀教授、副委員長に都市プランナーの柳沢厚株式会社C-まち計画室代表が選出された。
新潟市都市計画マスタープランは、持続的に発展する政令市を全市レベルの理念とし、誰もが暮らしやすい個性ある地域を生活圏レベルの理念としている。改定にあたって委員会は、少子・高齢化や、コンパクト・ネットワーク、災害の激甚化などいくつかを考慮すべきキーワードに挙げている。
会議の意見交換については非公開だったが、市都市計画課によると、人口減少や首都圏への人口流出に関する意見や、子育て世代が過ごしやすい街づくりや田園を活かしたまちづくりの必要性などの意見が主に出されたという。
市の担当者は「10年余が経ち、これからの10年間の計画を見直す。まちづくりの指針となるものなので、皆さんからのご意見をもらいたい」と話し、委員長の樋口教授は「20年先というとかなりの変化がある。まずは10年間の計画を作っていくことになるが、見直しをしっかりやっていきたい」と話した。
次回は10月の開催を予定している。