山口壯環境大臣が出席し、妙高高原ビジターセンターの開館記念式典が開かれる
4月1日にリニューアルオープンしていた休憩施設「妙高高原ビジターセンター」(新潟県妙高市)で3日、山口壯(つよし)環境大臣が出席し、妙高高原ビジターセンターの開館記念式典が開かれた。
開館式典には山口大臣や妙高市の入村明市長をはじめ、地元選出の国会議員や国立公園内の自治体の代表など30人が出席した。
山口大臣は、「ここへ来る間に車窓から妙高山などを拝見したが、山々が連なる景観に圧倒され、我が国を代表する世界に誇るべきすばらしい国立公園であると実感した。妙高市はSDGs未来都市やゼロカーボンの取り組みなどに取り組んでいる。環境省としては、ビジターセンターの開館をひとつの契機として、脱炭素化へ向けた取り組みについても地域の皆様とさらに進めていきたい」と挨拶した。
入村市長は「平成27年の3月に妙高戸隠連山国立公園ということで、全国32番目の国立公園となった。自然をいかに次の時代にいい状態で繋ぐかということが大事な仕事だ。このビジターセンターは環境省の肝いりで作っていただいた。これから先々も環境政策に邁進していく」と話した。
施設によると、4月だけで約1万5千人の来場者があったという。
施設は環境省が所管し、妙高市が管理運営をしている。2020年春から新築工事が進められていた妙高高原ビジターセンターは、長野県と新潟県にまたがる妙高戸隠連山国立公園に位置する。施設は木造平屋建て、建物の広さは以前のビジターセンターの2倍以上の840平方メートル。
妙高高原ビジターセンターは「ジオスケールな妙高の日常を体験する」をコンセプトに、妙高戸隠連山国立公園の魅力である豪雪に関連した自然や文化等の展示コーナーを始め、ツアーデスク、カフェやショップ、工作室、Wi-Fiを完備したワーケーションコーナーや暖炉を囲んだラウンジエリアを備えている。
山口大臣はきょう4日も、妙高市の苗名の滝や赤倉観光ホテルスキー場などを視察する予定。
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