(株)スノーピークが2020年12月期第2四半期決算、新型コロナで営業自粛の影響を受けるもオンラインは成長


株式会社スノーピーク(新潟県三条市)は12日、2020年12月期第2四半期決算(連結)を発表した。売上高65億7,400万円(対前期同期比△4.2%)、営業利益2億6,200万円(同△44.2%)、経常利益2億4,700万円(同△48.8%)、親会社株主に帰属する純利益2億500万円(同△39.4%増)と減収減益。新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言による店舗やキャンプ場の休業が大きく影響した模様だ。

スノーピークの売上において最も大き割合を占める国内既存事業では、4月7日に発令された緊急事態宣言により、直営店、インストア、キャンプフィールドにおいて一時休業および販売スタッフの一時引き上げなどの対応を行った結果、4月から5月にかけて直販と(他店舗への)卸売の売上がともに減少した。一方で、5月下旬から段階的に営業再開しており、6月単月の売上は前年同期を上回る水準まで回復しているという。

実店舗での売上が大きく減少した影響を踏まえ、スノーピークはオンラインでの販売を強化した。具体的には、SNSなどを活用したオンラインコンテンツの拡充や、自粛期間中でも使用できる商品ラインナップの強化、オンラインストア内でのスタッフのチャット対応などを行い、リアルからデジタルへの顧客接点の以降を積極的に進めた。その結果、実店舗での収益減を埋めることはできなかったものの、オンラインストアの売上は前年を大きく上回る成長を見せた。

海外事業においては、新型コロナウイルスの感染拡大が早期に抑えられた韓国や台湾では休業が行われなかったことや、アフターコロナのキャンプ需要が見られたことから前年を大幅に上回る売上となった。またアメリカでもオンラインストアおよび卸売での売上が拡大している。

セグメントごとの詳細な数字などは今月18日以降に公表する予定。

売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する四半期純利益
2020年12月第2四半期決算 65億7,400万円 2億6,200万円 2億4,700万円 2億500万円
前年同期比 △4.2% △44.2% △48.8% △39.4%

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