花角英世知事が定例会見「9月議会で経済対策をまとめたい」

会見する新潟県の花角英世知事

新潟県の花角英世知事は18日、新潟県庁で定例会見を開き、新型コロナウイルス感染症の県内発生状況や、9月議会で県独自の経済対策をまとめることにも言及した。

新型コロナウイルスの発生状況

会見では、お盆期間の新型コロナウイルスの発生状況について、「8日から16日までの9日間をお盆休みとした場合、県内では感染者は4人だった。他県と比べても相対的に落ち着いている。7月31日に県で注意報を出してまだ継続しているが、県民の協力があって落ち着いていると思う。お盆の結果は1、2週間後にならないと分からない。新幹線の乗車率や高速道路の状況、空港の利用者など見ても前年よりも非常に少なかった。注意報の解除はあと1,2週間を見て、専門家会議にもかけて判断するが、すぐにやるということはない」と述べた。

内閣府発表のGDP速報値について

一方、内閣府が17日に発表した2020年4-6月期GDPの速報値が戦後最悪の数値だったことに対して、「第2四半期の速報値がリーマンショックを超えるものだが、下げ止まりととらえている。国も言っていることだが、感染防止と社会経済の立て直しの両立をするというののが基本的な姿勢だ。雇用がなくなってり、企業活動が止まるのは最悪な状況だ。県としても対策を講じていく。現在、議論を進めており、いずれ経済対策の発表を考えている。9月議会で経済対策をまとめたい。足元の8月の状況がどうかは正確には分からないが、4月から5月は経済が止まった。それよりは少し戻しているのではないか」と話した。

人口減少対策

また、新潟県内の人口減少についての考えを聞かれ、花角知事は「なかなか万能薬がない。最大の課題と考えて、新潟の魅力を発信していきたい。若い人がもっと新潟県に戻ってくるようにしたい。リモートワークが進み、働き方が変わりつつある。地方に住んでも価値観を満たす仕事ができ、ライフスタイルを送れられることを発信していく。こうした地方への動きが、期待を込めて広がっていくのではないかと思っている。暮らしやすさや安心安全などの発信に取り組んでいく」と語った。

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