新潟西警察署が300万円を騙し取られるオレオレ詐欺の被害届を受理
新潟西警察署は9日、特殊詐欺(オレオレ詐欺)被害の届出を受理し、現在捜査中だ。
被害者は新潟市西区居住の70歳代女性で、4月22日10時ころ、70歳代女性の自宅固定電話に病院医師を名乗る男から、「息子さんが喉頭腫瘍の疑いがあり検査が必要で入院しなければならない」などと電話があった。
その後、息子を名乗る男から「麻酔で声が変わっている。財布と携帯電話をなくした。会社のキャッシュカードが使われ、ロックがかかってしまった。今日の12時に800万円の決済があり、会社に知られるとクビになる。お金を用意できないか」などと電話があった。
また、息子の上司を名乗る男から「息子さんが吐血して病院に行くことになった」などと電話があり、22日11時30分ころ、上司の息子を名乗る男が自宅に来たことから、封筒に入れた現金300万円を渡した。
後日、実の息子に確認したところ、詐欺と分かり警察に届け出たもの。
現金をだまし取った男は年齢30歳から30歳代半ばくらいで、身長160センチメートルから165センチメートルくらい。体格は中肉、上衣は黒色長袖に黒色ズボン、黒色リュック、黒色マスクという服装だった。
新潟西警察署は「こういったお金を払うケースについては、渡す前に信頼できる人に相談してほしい。ワンクッションをおいてほしい」と注意喚起を呼び掛けていた。