東京商工リサーチがメインバンク調査、地銀3行の県内シェアは71.01%
株式会社東京商工リサーチは19日、 「2020年メインバンク」調査の結果を公表した。調査は東京商工リサーチの企業データベースから2013年から2020年の各年3月末のメインバンクを集計、分析した。
新潟県内2万9,469社のメインバンク数は、第四銀行が1万1,857社(県内シェア40.24%)でシェアトップだった。2021年1月合併予定の第四・北越両行では1万7,5641社(県内シェア59.61%)と6割近くを占めた。この2行に、3位の大光銀行を加えた、地銀3行の県内シェアは71.01%。さらに、県内信組トップ新潟縣信組、県内信金トップ三条信金を加えたトップ5の県内シェアは78.44%だった。2019年調査から順位の変動はなかった。
新潟県外も含めた企業を対象とした集計において県内ランキングを見ると、第四銀行1万2,134社(シェア42.62%)、北越銀行5,917社(シェア20.79%)、大光銀行3,723社(シェア13.08%)となった。
全国調査における金融グループ別では「三菱UFJフィナンシャル・グループ」が12万5,178社(シェア8.19%)でダントツのトップ。2021年1月合併予定の第四北越フィナンシャルグループの全国でのメインバンク数は1万8,051社(シェア1.18%)で全体の15位。銀行別では第四銀行が1万2,134社(シェア0.79%)で24位、北越銀行が5,917社(シェア0.39%)で71位、大光銀行が3,723社(シェア0.24%)で100位だった。
全国調査における信金メインバンクのトップは京都中央信金8,140社(シェア0.53%)だった。新潟では106位に三条信金957社(シェア0.06%)、134位に新潟信金685社(シェア0.04%)。また信組メインバンクのトップは茨城県信組2,989社(シェア0.20%)、新潟では、新潟縣信組が1,239社(シェア0.08%)で全国信組のなかで2位と存在感を示している。