新潟市内初の夜間動物病院が開院
新潟駅南に11日オープン
ペットの夜間救急診療を行う「動物夜間急患センター新潟」が11日、新潟駅のほど近くにある(学)国際総合学園 国際ペットワールド専門学校内に開院する。長岡市には夜間動物病院があったものの、昨年閉院。そうしたなか、新潟市初の夜間動物病院としてオープンする同病院には期待が集まっている。
運営は、県内の37動物病院(37名の獣医師)が出資して設立した合同会社動物夜間急患センター新潟(高地毅代表社員=たけペットクリニック)。365日年年中無休で、診療時間は21時から25時まで(要予約、受付終了は24時半)。初診料は一般10000円、会員7000円(支払いはクレジットカードのみ)。
37名の出資者は運営にかかわっていくこととなるが、このうち18名は11日から勤務という形でかかわっていく。具体的には当番制で常時2名の医師が待機する。
各種検査機器などは、国際ペットワールド専門学校にあるものを使用できるため、初期コストを大幅に抑えることができたという。
開院に先立ち、10日、開院セレモニーが行われた。あいさつに立った高地代表社員は、「国際ペットワールド専門学校の協力のもと、イニシャルコストをかけずに開院することができたことは運営面ではプラス。また予想以上に多くの先生(獣医師)から出資を頂いた。その思いをしっかりと受け止めて、継続できるように尽力していく」と語っていた。
新潟県獣医師会の宮川保会長、新潟市獣医師会の小池哲也会長、国際ペットワールド専門学校の田中和志校長もあいさつに立った。宮川会長は、「新潟の獣医師は仲が良く、中越地震や中越沖地震の時も協力して対応した。この病院でも協力して頑張ってほしい」などと語っていた。
【動物夜間急患センター】
電話070-3258-1122(20時半から24時半。9月11日から通話可能)