新潟県知事選挙に立候補した片桐奈保美氏が新潟駅前で第一声、「3・11以降、国内に54基ある原発のほとんどが約4年止まった。原発はいらない」
12日告示の新潟県知事選挙に立候補を届け出た片桐奈保美氏は、柏崎刈羽原発がある柏崎荒浜海岸で出発式を行なったのち、新潟駅南口に移動し、街頭演説を行った。街頭演説には、森裕子参院議員、米山隆一衆院議員のほか、自治体議員、支援者などが集まった。
片桐氏は、「柏崎刈羽原発が万が一攻撃されて、新潟県民の皆さんが逃げ惑う姿を見たくない。そんなことになってはいけない。そう思い、立候補することにした。ウクライナのザポロジエは欧州最大と言われているが、柏崎刈羽原発も世界最大の原発。狙われた時に、逃げられない。じっさい11年前の3・11以降、国内に54基ある原発のほとんどが約4年止まった。原発はいらない。それに原発で作られる電気は高い」などと訴えていた。
また、「13ある県立病院をきちんと守ることをお約束する」と語り、続けて「1兆3,000億円と言われる県歳入の約1割を削減しただけで色々できる」とし、産業、米作り(農業)などの活性化に取り組んでいきたいと語っていた。
このほか、女性が活躍できる社会の必要性などを訴えていた。
一方、応援演説を行った国会議員などは「4年間、原発問題をうやむやにしてきた。片桐さんは安全な新潟県を作ってくれる人」「コロナがあったものの県民経済、県民所得は他の県よりも低下している。国のいうとおりにしたら発展するなんていうのは嘘」「国の顔を見る、(原発再稼働問題などで)国に忖度する知事ではなく、片桐さんに新潟県民の顔を見る知事になってもらいましょう」などと訴えていた。