新潟県知事選に立候補した現職の花角英世氏が第一声「新潟丸を順調に進めていきたい。この大波を少しずつ乗り越えていく」
12日告示の新潟県知事選挙に立候補を届け出た現職の花角英世氏は12日、新潟駅前で街頭演説を行った。街頭演説には、高鳥修一衆院議員のほか、上杉知之新潟県議会議員などの自治体議員のほか、新潟市の中原八一長市長、支援者などが集まった。
花角氏は、「皆さん4年前を覚えていますか。前の知事さんが不祥事で突然いなくなり、混乱した。新潟丸という船は漂流をはじめたが、どこに行くか分からない。新潟丸のカジ取りを任せてほしいと手を挙げた私。この私の4年間はどうか。船が良い状況になったと認めてほしい。新潟丸を順調に進めていきたい。新潟丸には船底の穴があるが、穴をふさぎはじめることもできてきているはず。この大波を少しずつ乗り越えていく」などと訴えた。
また、「私は2期目をぜひつとめたい。自然災害に強い新潟県にしたい。病院の機能分担を進めたい。県民の安全を最優先で、原発問題を進めたい。結婚、出産、子育ても含め、女性が活躍できる社会にしたい。経済的な問題や障がいの有無などで、教育を受けられない人への支援もしたい。豊かな自然や食文化、スノーリゾート、錦鯉、ひすいなどをもっとプロモーションしたい。住んでよし、訪れてよしの新潟県にしたい。次の新潟県のカジ取りもぜひ私に任せてほしい」などと力説した。
一方、応援演説などを行った国会議員などは「花角氏は人間的にもすばらしい。信頼できるはず」「花角氏は原発稼働を容易に進めるわけでないし、『原発反対』だけでは知事は務まらないのでは」「必ず投票に行って、花角氏に投票してほしい」などと訴えていた。