ミシュラン新潟版に掲載された料亭「山重」(加茂市)が「仲町通店」でのカフェ営業を9月末まで延長
創業180年の老舗「山重」
新潟県加茂市の割烹「山重(やまじゅう)」は、料亭の味を気軽に楽しめるカフェ「Yama Cafe(ヤマカフェ)」を毎年お盆の期間限定でより広い「仲町通店」へ移動しているが、今年は好評につき移動期間を9月22日まで延長することを決定した。
割烹「山重」は創業から180年を数える老舗料亭。創業当初は風呂屋で、湯上りにのんびりと飲食をする場所として始まり、明治終わりの写真にはすでに料理の看板を掲げる様子が写っているという歴史ある店である。さらに今年7月には、「ミシュランガイド2020 新潟特別版」へ掲載され、特に店内快適度で高く評価されている。
料亭の味を楽しみながらも、気軽に立ち寄れる「Yama Cafe」
そんな名店「山重」では、15年ほど前から「気軽に立ち寄りやすい」ことを目指し「Yama Cafe」というカフェを開いており、特にお盆期間は小道を挟んで向かい側にあってより広いスペースを確保できる「仲町通店」で営業しているが、今年は好評につき「仲町通店」での営業を9月22日までに延長することを決定した。また「Yama Cafe」は通常、本店すぐ横のスペースで営業していたものの、今年は客足の増加に加えて新型コロナウイルスの「密」対策なども考慮しているという。
「仲町通店」は大正時代に造られた酒蔵を改装した施設で、屋内は安らぎを覚える和風な造りながらどこかモダンでお洒落な内装が目を引く。通常は結婚披露宴やコンサートなどのイベントにも用いられているそうだ。
食事は「山重」本店の味を楽しめる「夏色御膳」や特製めんつゆを使ったうどんなどといったランチメニューから、アイスコーヒーやかき氷といったまさに「気軽に立ち寄れる」一品まで多種多様。特に、サクサクと口当たり良く砕かれた氷に店手作りのシロップと練乳をかけたかき氷は若い女性に人気だ。
「山重」では「老舗はいつも新しい」というモットーを掲げている。伝統的で格式ある料亭でありつつも、そこで胡座をかかず新しいことへ挑戦していく。そうした姿勢が、立ち寄りやすい「Yama Cafe」を出店し若い客層にも人気であることや、ミシュラン新潟版への掲載に繋がっている。
「仲町通店」は加茂の商店街通りに面しており、門を通って奥に駐車場がある。また、加茂駅や加茂山公園からもほど近く、現在イートインスペースも設けられているため、「北越の小京都」加茂を観光しながら立ち寄ってみるのはいかがだろうか。
【関連リンク】
山重 公式サイト/https://www.yamazyu.com
Yama Cafe Facebook/https://www.facebook.com/yamazyuyamacafe
【Yama Cafe】