株式会社有沢製作所(新潟県上越市)が2022年3月期決算(連結)を発表、ディスプレイ材料が伸長し増益に
株式会社有沢製作所(新潟県上越市)は12日、2022年3月期決算(連結)を発表した。
売上高430億8,957万6,000円、営業利益33億2,094万6,000円、経常利益42億449万2,000円、親会社株主に帰属する当期純利益39億1,100万円となった。
2022年3月期会計期間の期首より「収益認識に関する会計基準」等を適用しており、当期の実績値と「収益認識に関する会計基準」などを適用前の前期の実績値を単純比較すると、売上高前年同期比7.2%減、営業利益前年同期比6.5%増、経常利益前年同期比17.5%増、親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比81.0%増と減収ながらも増益となった。
各セグメント別の業績は次の通り。
電子材料
サプライチェーンの供給制約の影響により、キーボードや電卓などに使用されるフレキシブルプリント配線板材料の販売が減少したことから、売上高は297億6,800万円(前年同期比5.9%減)。セグメント利益は29億700万円(前年同期比2.5%減)となった。
産業用構造材料
航空機業界の低迷により航空機用材料の販売が減少したことなどにより、売上高は70億5,300万円(前年同期比20.2%減)。セグメント利益は8億7,200万円(前年同期比7.1%減)となった。
電気絶縁材料
インフラ関連向けの売上高が増加したことから、26億400万円(前年同期比11.3%増)となった。セグメント利益は3億300万円(前年同期比58.0%増)と伸長した。
ディスプレイ材料
3D関連材料とカラーリンク・ジャパン株式会社(新潟県上越市)での売り上げが増加したことから、売上高は32億5,300万円(前年同期比15.3%増)となった。セグメント利益は、3D関連材料の売上高の増加およびカラーリンク・ジャパンの収益が改善したことなどにより、8億1,500万円(前年同期比268.4%増)と伸長した。
その他
売上高は4億1,000万円(前年同期比47.8%減)となった。