萬代橋と新潟
街のあちらこちらに萬代橋の絵や歴史資料
来年開港150周年を迎える新潟港は、新潟市民に馴染みのある場所である。2016年に初代萬代橋の完成から130周年を迎えた萬代橋は、新潟市民にとって、さらに馴染みのあるものといえる。それは、萬代橋の絵や歴史資料が街のあちらこちらに展示されていることからもわかる(下写真を参照)。
かつて信濃川下流域にはひとつも橋がなかったが、1886年(明治19年)に初代萬代橋が完成した。当初は個人所有の有料橋だったが、明治33年4月に県が買い取り、無料橋となったそうだ。
だが、明治41年3月8日の新潟大火で橋の半分以上が焼け落ちてしまった。そこで、県は二代目萬代橋の建設に着手し、明治42年12月に完成した。
大正11年の大河津分水路の通水で、信濃川の川幅が3分の1に大幅に縮小されたことから橋を永久橋として架け替えることが可能となった。そこで現在の三代目萬代橋(上写真)が1927年(昭和2年)7月に着工し、昭和4年8月に完成した。現在の橋は長さ306・9m、幅22・0m。2004年(平成16年)7月6日には重要文化財に指定されている。
新潟駅~万代シテイ
古町
みなとぴあ
夜の萬代橋