株式会社大光銀行(新潟県長岡市)がSBIホールディングス株式会社(東京都)との戦略的資本業務提携の締結を発表
株式会社大光銀行(新潟県長岡市)は12日、SBIホールディングス株式会社(東京都)と戦略的資本業務提携を締結したと発表した。大光銀行は13日、新潟市で開催する決算発表会で、資本業務提携に関する記者会見を行う予定。
大光銀行はこれまでもSBIグループをはじめ多くの企業との外部連携を積極的に活用してきたほか、株式会社 SBI 証券との金融商品仲介業サービスなどは既に実施している。こうした中で、SBIグループは「地域金融機関との共創による地域社会の活性化を通じた地方創生への貢献」を社会的使命の一つに掲げており、目指す方向性が一致していることから、今回の提携に至った。
業務提携の内容には、SBIグループなどが有する最先端のテクノロジーやノウハウの提供を通じた地元企業のビジネス発展に資するデジタル・トランスフォーメーション(DX)支援や、脱炭素を始めとする地元企業の SDGs への取組み支援を盛り込んでいる。
さらに、大光銀行、SBIグループの金融仲介機能の強化に向け、資本性資金や資本性ローン等の提供を通じ、地元企業を支援するための共同ファンドの設立の検討や、勘定系を含む次世代バンキングシステムや、スマホアプリなどのDX化推進の検討などとなっている。
また、SBIホールディングス株式会社の100%子会社、SBI 地銀ホールディングス株式会社が3月末における発行済株式総数(自己株式、単元未満株式その他議決権を有しない株式を除く)の3%に相当する株式数を上限として大光銀行の普通株式を取得する一方、大光銀行は3億円を取得価額の上限として、SBIホールディングスの普通株式を取得する予定。
大光銀行総合企画部企画広報グループは「SBIグループとの連携強化によって、オープンイノベーション(自前主義からの脱却を図ること)をさらに促進し、地域を支えることに強い覚悟で取り組んでいきたい」と話した。
SBIグループは、全国の地方銀行と提携する「地銀連合構想」を進めている。