新潟市で「古町芸妓ブランディング会議(仮称)」の第2回が開催
新潟商工会議所は26日、「古町芸妓ブランディング会議(仮称)」の第2回会議を新潟商工会議所第会議室で開催した。今回の会議では、柳都振興株式会社に所属する古町芸妓(通称「柳都さん」)が出席したほか、第1回で講師を勤めた株式会社フレームの石川竜太代表取締役や柳都振興OGの津乃あおい氏を交え意見交換が行われた。
会議の冒頭では、若手芸妓を代表して結衣さん、志穂さん、咲也子さんの3名が前回ブランディング会議から持ち帰った議題(地名度向上など)について話し合った内容を発表した。このうち咲也子さんは、「同級生などに仕事を訊かれた時、古町芸妓だと答えてもよく分かってもらえない。若い人たちに知ってもらうためにも、SNSやイベントの利用や、新潟の文化の発信役として活動していけたらと思う」などと話していた。
古町芸妓は新潟の湊町文化から発展したものであり、所謂“一見さんお断り”のようなしきたりは存在していないものの、一般的に、利用するにはハードルが高いイメージが強い、と若手芸妓たちは口を揃える。また、企業の世代交代による接待利用の減少や、料亭などの減少も問題だ。
こうした中、「古町芸妓ブランディング会議(仮称)」では目標の一つとして柳都振興のロゴやグッズなどの製作を目標としている。今回は、「自分たち古町芸妓とはどういったものなのか」という土台の部分から考えていったという。
また会議冒頭の発表によると、柳都振興に所属する芸妓の中でもバリエーションを出したり、海外への発信から逆輸入する形で県内での知名度を上昇させるなど、若手芸妓の間でも多様なアイデアが提案されたようだ。