北越コーポレーション株式会社(東京都)が2022年3月期決算(連結)を発表、洋紙などの販売数量が増加し増収増益に
登記上の本店が新潟県長岡市にある北越コーポレーション株式会社(東京都)は13日、2022年3月期決算(連結)を発表した。
売上高2,616億1,600万円(前年同期比17.6%増)、営業利益204億5,500万円(前年同期は17億100万円の利益)、経常利益295億1,400万円(前年同期比202.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は212億600万円(前年同期比49.6%増)だった。
セグメント別の業績は以下の通り。
紙パルプ事業
新型コロナウイルス感染症の影響により、前年度は業界全体で需要が大きく落ち込んだが、当年度は持ち直しの動きが出てきており、増収増益となった。
品種別には、洋紙については、全体的に前年度を上回る結果となり、下期には緊急事態宣言解除により旅行用パンフレットの受注が戻り、年度末セール用のチラシなどが拡大した。
売上高は2,400億200万円、営業利益は192億4,100万円となった。
パッケージング・紙加工事業
情報メディア分野の事業譲渡や液体容器の形状変更による受注減少などにより、減収減益となった。
売上高は136億900万円、営業利益は△7,100万円となった。
その他
木材事業、古紙卸業、建設業、運送・倉庫業をはじめとするその他事業については、外部受注の増加があった一方で、一部事業の営業が終了したことなどにより減収となった。損益面においては、各種コストダウン効果などにより増益となった。
売上高は80億400万円、営業利益は7億5,900万円となった。