「自転車の駅サガミ」(新潟市東区)が国内外メーカー4社の試乗会を開催
佐上商会(新潟市東区)が経営する「自転車の駅サガミ」(新潟市東区)は30日、国内外のメーカー4社のロードバイクなどを試乗できる試乗会を開催している。
越後繊維株式会社(上越市)が開発したフルカーボン製のフレームを使用したフラットバータイプのロードバイク「毘紗(BISYA)」。
同社は創業100年を超える老舗繊維問屋だが、アパレル業界が苦戦するなか、大嶋哲社長が趣味だったロードバイクの事業に昨年新規参入した。なお佐上商会にて14万8,000円という低価格で購入可能という。
カーボン自転車を乗り尽くした人に金属フレームのバイクを提供したいと生まれた「ミューラージャパン」は、UCCO株式会社(三重県桑名市)の手塚典子代表取締役社長が2010年に第一弾を発表したというブランドだ。
このうち、国内の溶接、メッキ、コーティング工場の稼働率向上を通じて日本経済を活性化したいと立ち上げた「MADE in JAPAN Project」の第一弾商品として8月に発売されたばかりの「MSP」(クロモリ)はパイプの外周を取り巻く6本のスパイラルリブを施すことによって、路面からの振動を分散させ、軽量でありながら剛性に優れる乗り味を実現している。
また川の中に入っても錆びない「BMJ」(チタン)なども試乗できる。
なお金属フレームは、踏み込んだ力を効率的に加速へと返還できることが特徴だ。
「KHS」は、小径車からロードバイク、マウンテンバイク、ツーリングバイクまでラインナップしている、アメリカのスポーツサイクル総合メーカー。時速296キロという世界記録を出した自転車、視覚障害者も安全に自転車を楽しめる2人乗りの自転車などもある。また台湾に自社工場を有しているという。
このうちFLITE900は、2020ツールド台湾において、5ステージのうち、3ステージで優勝したという。
このほか、台湾の自転車ブランド「GUSTO(グスト)」や、佐上商会が販売を始めたばかりのイタリアの老舗メーカーbenelliのアシストMTBなども並んでいた。
なお佐上商会では常時試乗を行っているが、30日試乗会に登場したブランドも今後試乗できるようにしていくという。
自転車の駅サガミ