新潟県野球協議会理事長が花角英世知事へNPB球団誘致の要望を提出
新潟県野球協議会と新潟県ベースボールサポートクラブの関係者は31日、新潟県の花角英世知事へ、NPB球団の誘致と新潟市での「NIIGATA GLOBAL DOME(新潟グローバルドーム)」建設の要望書を提出した。
現在、新潟県野球協議会では、既存の12球団のいずれかの新潟県への誘致、もしくは自民党の日本経済再生本部がまとめた「日本再生ビジョン」で提言された「NPB16球団構想」に則った新球団の創設を目指している。またそれに伴い、老朽化した鳥屋野球場と小針球場に代わる新たな球場「NIIGATA GLOBAL DOME」を新潟市内に建設することも構想しており、この二点に関して、新潟県の花角知事へ協力を求める要望書を提出した。
新潟市中央区には屋外球場の「HARD OFF ECOスタジアム新潟」が存在しているが、野球協議会では、天候に左右されず日程を実施できる全天候型ドーム球場が必要だという。また、野球協議会の高橋勇四郎理事長は「ドーム型球場は野球の試合だけでなく、見本市やコンサートといった各種イベントの実施にも使用できる多目的ドームにして、新潟の活性化も行いたい」と話した。
野球協議会は、NPBプロ野球や大規模イベントを新設のドーム球場で行い、アルビレックスBCなどアマチュア野球などの各種大会を「HARD OFF ECOスタジアム新潟」で行うことで両者の使い分けの明確化や、新球場の必要性を強調していきたい考えだ。
野球協議会の高橋理事長は、要望書提出後の会見で「地元にNPB球団が存在することで、子供たちが“これからも新潟に住みたい”と思える大きな夢が必要」と語った。花角知事はっこの提案に対し、県に若者を留める魅力としても、観光資源としても「大変元気の出る話だ」と前向きな検討を進める意向を示した一方で、さらに具体的な計画を協議することを求めていたという。
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