燕三条 工場の祭典実行委員会が今秋1か月間、燕三条のものづくりの様子などを日々オンライン配信

左から斎藤和也実行委員長、山田立副実行委員長、武田修美副実行委員長

ものづくりの現場を見学・体験できるイベント「燕三条 工場の祭典」を運営する「燕三条 工場の祭典」実行委員会(斎藤和也実行委員長)は1日、10月1日から31日の1か月間、燕三条と周辺地域のKOUBA(製品を生み出す工場や地元産品に触れて購入できる購場などを掛け合わせた呼称)の様子、製造風景、対談などを配信する。

工場の祭典は2013年にスタートし毎年開催されていたが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となった。こうした中、オンライン配信を通じて燕三条のものづくりを体感してもらう。

月曜から金曜日まで、「和釘」「研磨・絞り」「食器」など23カテゴリーから日ごとに異なる動画を配信する。

午前8時には製造風景などを紹介する短編動画(30秒から4分程度)をアップする。「上から見たアングルなど普段見ることができないアングルの製造風景なども見ることができる」(斎藤実行委員長)という。

午後2時からは対談や短編動画では伝えきれない製造風景などをライブ配信(30〜60分)する。多人数が参加する工場の祭典ではざっくりとした話しか聞けないが、このライブ配信では、普段聴くことができない話なども聴くことができるという。なおライブで配信した映像はその日の午後5時にアップし、いつでも見ることができるようにする。

このほか、10月6、20、31日の午後7時から、日野浦刃物工房を会場にした対談や、歴代実行委員長の対談などをライブ配信する。

斎藤実行委員長は、「来年以降、(工場の祭典がどのような形になっていくかは)模索中」としながら、「1年間を通じて配信することで、(イベントを超えた)文化にしていきたい」と話していた。

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斎藤和也実行委員長

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