新潟南警察署が架空料金請求の被害届出を受理、現金830万円を騙し取られる被害
新潟南警察署は18日、新潟市南区に居住する80歳代女性から特殊詐欺(架空料金請求詐欺)の被害届出があり受理し、捜査を開始した。女性は4月20日から今月9日までの間に、現金合計830万円を騙しとられる被害にあったという。
4月20日の午前中、女性の携帯電話に「ご利用料金の支払い確認がとれておりません。本日中に至急ご連絡ください」とショートメールが届いた。指定された電話番号に電話をしたところ、男性の声で「あなたの電話がウイルスに感染したせいで、多くの人の電話が感染してしまった。このうち数人が訴訟を起こしており、取り下げてもらうには1人10万円ずつ必要だ」「あなたのしたことはサイバー犯罪になる」「訴訟を起こした人の家族が、1,500万円の損害賠償を請求しているので、500万円用意して欲しい」などと言われ、複数回にわたり、複数の金融機関の口座に現金合計830万円を振込んだ。5月9日以降、電話が繋がらなくなったことから、騙されたことに気づき警察に届けたもの。
新潟南警察署では、「不審なショートメールなどが届いたときは、詐欺の可能性があるので警察に相談してほしい」と呼び掛けている。