台風10号の影響については猛暑に注意が必要、新潟県が会議を開催
新潟県は4日、危機管理・河川管理・農業・広報など關係課と、新潟地方気象台、東北電力などを招集し「台風10号に関わる情報連絡室会議」を県庁内の危機管理センター災害対策本部会議室で開催し、日本の南(4日9時現在)にある台風10号が今後新潟県に与える影響などについて情報共有した。
非常に強い台風10号は4日9時現在、中心気圧925hPa、中心付近の最大風速50m/s、最大瞬間風速70m/s。今後、特別警報級の勢力を維持したまま6日から7日にかけて、奄美地方から九州に接近または上陸する恐れがある。その後、7日から8日にかけて朝鮮半島を北上し9日には中国東北区で温帯低気圧に変わる見込み。
会議の報告によると、台風9号と同様に、新潟県から離れたコースを北上するため、大雨・暴風・高波などの直接的な影響はない見通し。ただ、局地的な強風には注意が必要のようだ。
また6日から8日にかけては、フェーン現象も加わって猛暑となる恐れがあり夜間も気温が下がらず最低気温が30度以上となる可能性もある。このため、熱中症対策などの健康管理や農作物および家畜などの管理には注意が必要。なお8月24日から30日までの県内の熱中症の状況については222名(速報値)が救急搬送されたそうだ。
一方、3日に北陸地方の1ヶ月予報を発表した。それによると、1〜2週目は気温の高い確率は80%、3〜4週目は60%で、ここ1ヶ月気温が高い確率の日が続くという。