新潟県糸魚川市が飲食やイベントに関する3つのキャンペーンを発表
新潟県糸魚川市は20日、「今すぐUtage(宴)キャンペーン2022夏」と「糸魚川元気応援券2022」と「観光イベント補助金(元気応援分第2弾)」の3つの地域振興事業を発表した。
「今すぐUtage(宴)キャンペーン2022夏」は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、大人数・団体での宴会が大幅に減少し、大きな打撃を受けている市内飲食店などを支援するもの。また、宴会代の一部を市内共通商品券でキャッシュバックすることにより、小売・サービス等、飲食以外の他の業種への波及効果を含めて市内消費を喚起する事業。6月1日から7月31日までに開催される宴会や懇親会などが対象となる。
「糸魚川元気応援券2022」は、新型コロナウイルス感染症による宴会や外食などの自粛は、飲食業および宿泊業への影響が非常に大きく、そのサプライチェーン(卸売業、運輸業、農業・漁業等)にまで売り上げの減少が波及している。昨年に引き続き、「元気応援券」を発行することで、景気回復の一助とするという。販売額は1セット3,000円を2,000円で販売し、1世帯あたり10冊までとなる。使用期限は、8月1日から11月30日までの4か月間の間に使用が可能になる。
「観光イベント補助金(元気応援分第2弾)は、6月1日から来年2月28日までに糸魚川市内で開催されるイベントの経費に対して、上限30万円の補助を出すもの。10団体程度を先着順とし、予算額に達し次第、受付を終了する。補助対象者は、糸魚川市内の事業者等で構成する団体(商工団体、商店街組合のほか、実行委員会等の任意団体を含む)となる。また、各業界で作成するガイドラインに沿った新型コロナウイルス感染拡大予防対策を講じているものを対象とする。
市の担当者は「昨年末まで好評だったキャンペーンだったが、コロナの再拡大で急遽中止せざるを得なかった。コロナで苦境に立たされている飲食店の助けになればと思う。経営が苦しいという声が私の耳にも入っているので、飲食業への応援のために使ってもらいたい」と話していた。