新潟県妙高市の関山神社で長野県の善光寺御開帳に合わせ4体の仏像を公開

関山神社秘仏御開帳実行委員会(新潟県妙高市)は21日、7年に1度の長野県の善光寺御開帳関連行事として、新潟県妙高市の関山神社で善光寺に関係する4体の仏像を公開した。6月12日まで開催する。

今回は、関山神社再建200年祭に関連して開催した平成30年の御開帳以来4年ぶりの公開となった。地域おこしの観点から、関山神社秘仏御開帳実行委員長の今井茂さんを中心に昨年から企画し、今年の善光寺御開帳に合わせて実施した。

善光寺式阿弥陀三尊像は中央が県指定文化財、両脇が市指定文化財となっている。阿弥陀三尊像は、平安時代末期の武将、木曾義仲が妙高山山頂に奉納したと言われており、それを明治維新の際に関山神社の隣にある寺院に下したという。これは、善光寺仏(善光寺の本尊)を模した仏像となっている。

一方の銅造菩薩立像(りゅうぞう)は国指定重要文化財で、江戸時代まで現関山神社の本尊とされた仏像。約1,300年前に朝鮮半島の百済(くだら)から渡ってきたものだという。

初日は、午前中から年配客や子供連れなどの観覧客が多く訪れていた。拝観料は1人500円(高校生以下は無料)。時間は10時から16時まで。

実行委員長の今井さんは「前回は2日間しかやらなかった。今回は23日間で入り込みは7,000人を目標にしている。ただ御開帳を見て帰るのではなく、できれば泊まってもらったり、昼食を食べたりしてもらい、妙高地区の活性化に繋がってもらえばいい。今後は善光寺御開帳に合わせて開催していきたい」と話していた。

善光寺式阿弥陀三尊像

銅像菩薩立像

関山神社の外観

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