今週の主なニュース(5月15日から21日)
株式会社諏訪田製作所(新潟県三条市)はこのほど、ベルギー・ブリュッセルに「SUWADA EU支店」を設立し、オフィス兼ショップとしての営業開始に向けた準備を進めた。諏訪田製作所は2011年にイギリス・ロンドンへ「SUWADA LONDON支店」を設立したが、2020年にイギリスがEUを離脱し、今後物流などの面で影響が出る可能性もあることから、第2の海外拠点として今回の新支店設立に踏み出したという。
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【編集後記】
私は、以前は上中越地方にいる県外からの移住者や起業家、地域おこし協力隊などにスポットを当ててきましたが、今後は地方創生をテーマに県内各地の地域おこし団体やNPO団体を取材したいと思っています。
例えば、新潟県上越市のNPO法人、かみえちご山里ファンクラブからは昨秋に上越市長の中川幹太氏が誕生しました。中川市長もそうであるように、このNPOのスタッフはほとんど県外出身者です。数百年の歴史のある小正月行事を復活させ、古民家カフェなども運営しています。
新潟県十日町市の女子農業サッカー実業団チーム「FC越後妻有」も特徴的です。サッカー選手が全員NPO法人のスタッフとして活動し、棚田の保全や「大地の芸術祭」のPRを担っています。もちろんサッカーも本業で、今年は所属する北信越女子2部リーグで優勝を目指しています。
新潟県妙高市には、北京オリンピック銅メダリストの冨田せな選手を生んだ全日本ウインタースポーツ専門学校があります。また、佐渡に視点を変えると、世界的に活躍する鼓童もあります。
一方で、新潟市、長岡市、三条市にも農業や空き家問題をテーマにした地域おこしや町おこしの団体があり、今後の動向に注目しています。そのほとんどがNPO法人であり、いずれも民間の力です。今後は地域創生、地域おこしをキーワードに取材をしていきたいと思います。(梅川康輝)