デンカ青海工場で災害が発生、5名が火傷
デンカ株式会社は7日、同日午前10時頃、同社青海工場(新潟県糸魚川市)のモノシラン工室にて反応器の配管解体作業中、火災による火傷災害(社員2名、工事業者3名の5名が火傷)が発生した、と発表した。
社員1名がII度、他4名がI度の火傷。設備等物的損害はなく、生産への影響もない。火災原因については調査中で、判明次第、関係当局の指導を仰ぎ適切な対策を実施するという。
青海工場の主要製品は、クロロプレンゴム、ポバール、カーバイド、石灰窒素、アルミナ繊維、セメント、特殊混和材、高分子ヒアルロン酸製剤、超高純度モノシランなど。従業員数は約1,000名。
モノシランガスは、無色・有臭で可燃性のある高圧ガスで、主に半導体・液晶ディスプレイ・電子部品などの各種電子デバイスの製造工程内で使用され、シリコン膜またはシリコン酸化膜形成の際に用いられるという。