新潟県防災局が新規配属された災害対策本部要員を中心に原子力防災机上訓練を実施

机上訓練を受ける各班の様子

新潟県防災局は25日、新潟県自治会館(新潟市中央区)で、災害対策本部要員が原子力災害時における初動対応の全体像を把握し、原子力災害時に対応能力の向上を図るために、約60人が参加する机上訓練を実施した。

訓練では新潟県柏崎市、新潟県刈羽村などで震度6強の地震が発生したと想定し、柏崎刈羽原発7号機が自動停止し、時間経過とともに事態が悪化するという想定で話が進められた。被害状況の深刻度を第1状況から第3状況に分けて司会者が想定や状況を説明するとともに、検討テーマを提示し、各班などで検討テーマについて検討。司会者が解説するという解説付き学習型事例演習方式という方式で机上訓練を実施した。

第1状況は警戒事態。第2状況は施設敷地緊急事態から全面緊急事態。第3状況では一時移転と対策本部の状況が悪くなって行くことを想定しながら進行した。

机上訓練終了後の取材で新潟県防災局は、「新しく原子力対策本部の要員となった人を中心に経験者も交えて話し合うことで、各班の業務がどういったことをするのかということを理解してもらうために訓練した。今日の訓練で各要員の理解はある一定程度進んだ。防災の対応力の維持という目的は達成できたと思う」とコメントした。

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