「農業、林業、漁業、野菜全般の産業の活性化を」参政党から参院選新潟選挙区へ立候補表明の遠藤弘樹氏に聞く

参政党から立候補を表明した遠藤弘樹氏

政治団体「参政党」から今夏の参院選新潟選挙区への立候補を表明した遠藤弘樹氏が26日、にいがた経済新聞社の取材に応じ、農林水産業の活性化に力を入れる考えなどを表明した。

遠藤弘樹氏は、新潟市北区出身の41歳で、現在は製造会社の副社長を務めている。政治団体「参政党」は「子供の教育」、「食と健康」、外国資本からの「国の守り」の3つ重点政策を掲げている。

出馬の理由ついて、遠藤氏は「参政党の理念に共感し、出馬を決意した。多様性の社会を目指していて、国民が参加できるという点で参政党への入党を決意した」と話した。

訴えたい点は、「農業国である新潟のコメを軸に主張してはいるが、それに限らず、林業や漁業、野菜全般の産業を活性化させるために動いていきたい」と述べた。

農業に目を向けたきっかけは、「親類が農業を営んでいて、その様子を見て農業の現状を理解したのでなんとか力になりたい。大規模な経済価値だけでなく小規模な経済価値や考え方も大切にしていきたい」という。

農産物の単価を上げて生産物自体の価値を上げ、小規模な生産者にも焦点を当てて社会に安心・安全な生産物を提供し、収入面でも助けになれるような提案をしていきたいという。農業の現場や現状を知り、勉強をする中で「誰かがやらないといけない」と思ったという。

遠藤氏は、元々は政治自体への関心は気になる程度だったが、同じく参政党に所属する武田邦彦氏のYouTube動画を長く視聴していたのがきっかけで参政党が掲げる「10の柱」に共感したという。

新潟選挙区は4選を目指す立憲民主党現職の森裕子・党参院幹事長(66)と自民党新人の小林一大新潟県議(48)が立候補を表明している。他の立候補者とどう戦っていくのかという点には、「戦うというイメージではない。皆さんが出してくれるアイデアを大切にしながら精一杯活動していきたい」と語った。

遠藤氏は繰り返し「国民がみんなで話す場を作りたい」と強調し、「1人1人に合った政策を持ち寄ってもらい情報交換をしていきたい」と話していた。

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