新潟市南消防署(新潟市南区)が白根大凧合戦に向けて、机上訓練を実施
新潟市南消防署(新潟市南区)は25日、毎年行っている集団救急災害対応机上訓練を今年は6月2日から開催される「白根大凧(おおたこ)合戦」に合わせて実施した。
机上訓練は、南消防署職員約30人が参加して行われ、10人以上の人的災害があった場合における各隊の連携活動について対応の確認が行われた。
今回は3年ぶりに開催が決定している「白根大凧合戦」を想定し、地域防災課地域防災係救急担当の枡本旭係長がスライドなどの資料を使って会場に集まった職員に詳細な説明を行い、災害現場の初動をメインにマニュアルに基づいた活動の確認を実施した。また、過去には白根大凧合戦期間中に大凧が燃えるなどの事案が発生していることもあり、南消防署では警戒を強めている。
南消防署は、「3年ぶりに白根大凧合戦が開催されることとなり、皆さんが安心安全に大凧合戦に参加または観戦できるように警備体制には万全を期して対応したい」と話していた。
「白根大凧合戦」は、新潟市南区白根と南区西白根で6月上旬に開かれる凧の祭りで、両地区が信濃川の分流である中ノ口川を挟んで両岸から大凧を揚げて絡ませ、凧の綱が切れるまで引き合い勝敗を決める。