インターネット販売推進事業事務局(東京都)がネット販売における送料を無料に。新潟市内で9月23日に説明会
新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大を受け、インバウンドの減少や輸出の停滞により、在庫の滞留、価格の低下、売り上げ減少に悩むが業者は多い。こうしたなか、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、売り上げの減少などが顕著な国産農林水産物などのネット販売における送料を補助する事業が先月スタートし、注目を集めている。
インターネット販売推進事業事務局(東京都、日本食糧新聞社内)が、農林水産省による令和2年度国産農林水産物等販売促進緊急対策事業(元気いただきますプロジェクト)の一環として開始した「インターネット販売推進事業」だ。将来のインバウンド需要や輸出の再開時に対応できる生産・供給体制を維持することを目的としている。
具体的には、指定ECサイト(具体的なサイトは下記の一覧参照)に出品した和牛肉、野菜・果物、水産物、茶、花き、ジビエ、そばを対象に、日本食糧新聞社内のインターネット販売推進事業事務局が消費者への送料を負担する。これにより消費者などは送料が無料になることから消費拡大が期待できる。
なお和牛肉は黒毛和種、果物はメロン、マンゴーなど、水産物はマグロ、ブリなど比較的高級な食材で、外食需要の高い品目が多くなっている。
出品期間は10月下旬を予定しており、販売・配送完了期限は12月31日を予定している。
指定ECサイト数は54サイトで、現在も募集中。また今後、元気いただきますプロジェクトの一環で新たな事業も展開し、ヤフーや楽天などの大型出店型通販サイトとの連携も予定しているという。
生産者・団体を対象に、ECサイトへの登録手続きと、販売支援策の具体的な説明を行う出品検討者向け説明会を北海道から沖縄まで全国20会場で順次実施しており、新潟市内でも9月23日に2回目の説明会が行われる。
元気いただきますプロジェクトは、現在、女優の広瀬すずさんを起用したテレビCMも展開されており、徐々に認知度が高まっていくものと見られる。インターネット販売推進事業事務局の金子雄二さんは「日本食糧新聞は農林水産業の生産者を守るという使命感から取り組みことになった。消費者の方には、ふだんはあまり食べないかもしれないが、お取り寄せだと思ってこの機会にいかがでしょうか」と話している。
【インターネット販売推進事務局/生産者問合せ窓口】
TEL/03ー3481ー2869
e-mail/seisansha@nissyoku.co.jp
サイト/https://www.ec-hanbai-suishin.jp/producer
本記事は、インターネット販売推進事務局提供の記事広告です。