明和工業株式会社(新潟市西蒲区)が県内初の循環式ハイブリッドブラストシステム工法を開始、持続可能なインフラメンテナンスサイクルの実現へ

「循環式ハイブリッドブラストシステム工法」説明資料より

明和工業株式会社(新潟市西蒲区)は26日、国土交通省が認定するNETIS VE(活用促進技術)に登録されている「循環式ハイブリッドブラストシステム工法」を導入すると発表した。同工法の導入は県内初となる。

循環式ハイブリッドブラストシステム工法は、橋梁の補修補強工事などで採用され、研削材(研磨剤)を循環利用することにより産業廃棄物および施工過程における二酸化炭素の排出を大幅に削減。研削材については、従来の工法と比較すると約90%の削減が見込めるという。環境に配慮した新しい工法として注目され、全国での採用や施工事例が増えてきたという。

明和工業によると、現在多くの構造物(橋梁、歩道橋、水管橋)などが経年劣化により、補修や補強の時期を迎えており、それに伴うブラスト加工の必要性が高まっているという。

明和工業は「今までの建設から維持管理の時代に入って来た。環境への配慮に取り組みながら、維持管理も含めた形でインフラ整備につとめていきたい」と話した。

循環式ハイブリッドブラストシステム工法の導入により、持続可能なインフラメンテナンスサイクルの実現に貢献していく方針だ。

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