県連の3票は菅官房長官に投票へ、新潟県連が党員アンケート結果を発表
自民党新潟県連は12日、自民党総裁選挙に関する新潟県内の党員を対象にしたアンケートに基づく対応について、新潟市の自民党県連で役員会を開いた。
選挙人数は2万3,507人で、投票率は65.89%だった。有効票1万5,453票のうち、県連一任の2,532票を得票率で案分して加えた結果、菅義偉官房長官が1万762票、石破茂元幹事長が4,133票、岸田文雄元外務大臣が588票だった。
小野峯生幹事長は、「県連の3票は、1位になり得票率も6割近かった菅官房長官に投票する。菅さんは秋田県の農家の長男で、出稼ぎのような形で東京に出て、苦労して学ばれた。昔の新潟県の状況に非常に似ている。タイプは違うが、田中角栄先生に重なるところがある」と話した。また、菅氏の総理就任が有力視されていることを踏まえ、「コロナ禍で経済との両立が難しいと思うが、きっちりとやってもらいたい。農業や中山間地の活性化、さらには秋田県出身ということもあり、地方創生も進めてもらいたい」と期待を寄せた。
今回の自民党総裁選挙は、394票の「国会議員票」と47都道府県連に3票ずつ割り当てられた141票の「地方票」を合わせて535票で争われる。