麻生太郎副総理が講演、衆院選新潟3区の「さいとう洋明議席奪取の会」で
「危機的な状況への対応は、菅氏が優れている」
衆議院議員の齋藤洋明氏の政治資金パーティー「さいとう洋明議席奪取の会」が新潟県新発田市で12日に開催され、麻生太郎副総理兼財務金融担当大臣が講演を行った。
講演の中で、麻生大臣は、安倍政権の新型コロナウイルス感染症への対応について、「最初は対応に混乱が生じたが、日本は新型コロナウイルスの死者数が非常に少なく、世界的にも評価されている」などと語った。続けて「7年8ヶ月続いた安倍政権への世論の評価も高い。50パーセントを超える支持率で辞職する総理は今までいない。だから、現在の政治の方向性を受け継いでくれる人に次の政権を任せたい」と話した。
その次期政権に関しては「現在の日本は非常時となっている。新型コロナウイルスに加え、南シナ海などの船舶や、経済の面で中国に対応しなければいけない。こうした危機的な状況への対応は、菅氏が優れている」と語り、菅内閣実現への期待を示した。
齋藤氏も菅氏を支援
齋藤氏は自由民主党所属の3期目の衆院議員で、現在、総務大臣政務官を務めている。
2017年に行われた前回の第48回衆議院議員総選挙では立憲民主党所属(当時無所属)の衆院議員である黒岩宇洋氏に小選挙区史上最少の50票差で敗れ、「50票差の悔しさを胸に」を標語にして活動している。
記者から次期選挙について尋ねられた齋藤氏は、「黒岩氏は知名度もあり、また野党ということで現政権への問題点を指摘して来ると思う。そういった批判点も受け止め、私の現政権での活動の実績を皆さんに知ってもらい、次の選挙に望みたい」と話した。
次期政権については「菅義偉氏を応援している。今、日本の総理には、外交・防衛、感染症、地方政策、防災・減災の4つの観点が必要だと思う。菅氏は秋田出身ということもあり、同じ地方出身という立場から、新型コロナウイルスで打撃を受けている地方の実情を知って動いてもらいたい」語った。
今回の「さいとう洋明議席奪取の会」は月岡温泉の旅館「白玉の湯 泉慶」で開催し、齋藤氏と麻生氏のほか、さいとう洋明連合後援会の佐藤哲也会長代理、自由民主党新潟県支部連合会の小野峯生幹事長、新発田市の二階堂馨市長も登壇した。