「米粉をより一層PRしていきたい」、新潟県の花角英世知事が再選後初の定例会見で語る
新潟県の花角英世知事は2日、新潟県庁で再選後初の定例記者会見を開き、新型コロナウイルス対策ウクライナ情勢の影響による企業への影響や三幸製菓株式会社(新潟市北区)の火災事故などについて語った。
花角知事はまず自身の再選について、「大変多くの県民の皆さんからの信任を頂き、大変光栄なことだ。職責の重さを感じ身の引き締まる思いである。皆さんの期待に応えられるようにしっかり取り組んでいきたい」と語った。
物価高騰の問題については、「この数か月、ウクライナの侵攻の影響もあるが企業物価の上昇は昨年からもあった。物価高騰の対策については、選挙の前から物価高騰の対策については何らかの対策を取らなければいけないという意識はある。補正予算も通って国の緊急対策がまとめられたので、国の対応も踏まえて県としてどういう対応をとれるかを早急に検討していく」と答えた。
小麦粉の高騰による米粉への需要増加の見込みについては、「かなり世の中の関心も高まってきていると思う。単純な代替え品という面もあると思うが、独自の魅力や価値をより一層力を入れてPRしていきたい。多くの人が関心をもって多くの企業が関心を持つことで、米粉の使い方にも工夫が出てくると思う」と話した。
一方、三幸製菓株式会社(新潟市北区)の荒川工場(新潟県村上市)で発生した火災については、「大変な事件だったと思う。もう2度とあのような火災を起こしてはいけないという観点で、しっかりとした防火対策に取り組んでもらいたい。食品産業に限らず、多くの従業員を抱える企業にはしっかりとした防災対策に取り組んでもらいたい」と県内企業に防災対策の徹底を促した。