新潟県産大玉すいか「祭りばやし」が今年初めての競売、JA新潟かがやき(新潟市西蒲区)とJA全農にいがた(新潟市西区)が実施

JA新潟かがやき(新潟市西蒲区)とJA全農にいがた(新潟市西区)は3日早朝、新潟市中央卸売市場(新潟市江南区)で、新潟の初夏の訪れを伝える新潟県産大玉すいか(ハウス栽培)の初競売を行った。

生産地域は、新潟市内の西区と西蒲区で、栽培品種は「祭りばやし」という品種。2月の種まきのあと、育苗、ハウスへの定植、交配、整枝などの様々な栽培管理を行い、手塩にかけて今回の出荷を迎えた。「祭りばやし」は、大玉になり糖度も安定して高く、食べた感触もすいからしい「シャリ感」があることが特徴だ。

本年、新潟県内では大玉すいかが約195ヘクタール作付けされており、JA新潟かがやきでは、その約6割にあたる約113ヘクタールで作付けされている。JA新潟かがやきは、今年の出荷計画数量は約6,650トンを見込んでいる。

今後の出荷予定としては、ハウス栽培の出荷は、6月中旬ごろまで、6月中旬以降はトンネル栽培(防寒用シートをトンネル状にかけて栽培する方法)、7月以降に路地栽培のものが出荷される。6月末から、新潟市内の砂丘地区で生産されたすいかのピークとなる。

JA新潟かがやき すいか部会の小竹光浩部会長は「今年の天候は春から非常に恵まれていて、すいかの栽培にちょうどマッチした天候となっていて、品質と大きさともに最高の出来になっている。20年に1回くらいの最高の出来なのではないかと思っている。すいかは熱中症対策にも非常にいいので、消費者のみなさんには美味しいすいかをたくさん食べてほしい」と話していた。

すいかの競売の様子

出荷されたすいかを試食用にカット

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