佐渡汽船が株式交換で連結子会社の佐渡汽船運輸を完全子会社化、債務超過解消に向けて
佐渡汽船株式会社は18日、同日開催の取締役会において、連結子会社の佐渡汽船運輸株式会社を株式交換により完全子会社とすることを決議したと発表した。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により4月以降、同社グループの売上高が著しく減少しており、グループの事業に影響を及ぼしているという。営業債務の支払い及び借入金の返済などの資金繰りに懸念が生じるとともに、グループの第2四半期連結会計期間末は債務超過となっている。また2020年12月期連結会計年度においても債務超過になる見込み。これらのことから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しているという。
こうした状況を解消するため、含み益のある資産の売却や、新株式発行を伴う株式交換による財務基盤の良好な連結子会社の完全子会社化などを検討する中で、佐渡汽船運輸を株式交換により完全子会社化することにした。
11月27日に臨時株主総会を開催し、株式交換承認の件について付議する。