都道府県別転入・転出者数 2019年7月と2020年7月の比較
新型コロナでU・Iターンが増えると言われているが、この7月はどうだったのか? 総務省が発表した都道府県別転入・転出者数のデータで2019年7月と2020年7月を比べてると、転入超過だったのは25道府県だった。ただ、人口減少という課題もあり、転入者数は増えていたのは、北海道、茨城県、高知県のみだった。
転入超過の幅が拡大(6道府県)
・北海道(+982から+1,534に)
・青森県(+112から+347に)
・群馬県(+87から+198に)
・大阪府(+602から+1,036に)
・福岡県(+692から+747に)
・熊本県(+432から+550に)
北海道では転入者が5%増えている。ただ青森県、群馬県、大阪府、福岡県、熊本県では、転入者数自体は減少していて転出者数が減ったため転入超過となったようだ。
転入超過だが前年より転入超過数が減少(7県)
・栃木県(+69から+36に)
・埼玉県(+1,085から+553に)
・石川県(+91から+52に)
・静岡県(+298から+224に)
・鳥取県(+44から+36に)
・佐賀県(+119から+45に)
・沖縄県(+585から+500に)
転出超過→転入超過に(12県)
・岩手県(−79から+99に)
・山形県(−11から+79に)
・茨城県(−522から+404に)
・千葉県(−47から+1,189に)
・山梨県(−110から+164に)
・長野県(−9から+200に)
・島根県(−106から+68に)
・香川県(−54から+124に)
・高知県(−53から+81に)
・長崎県(−192から+85に)
・大分県(−18から+103に)
・宮崎県(−18から+74に)
上記の12県では、転入者数は微減となっているところが結構あるが、転出者が減って転入超過に転じた模様だ。茨城県、高知県は転入者数が微増した。
一方、転出超過だったのは新潟県も含め22都県だった。
転出超過だが前年より転出超過数が減少(改善)(7府県)
・新潟県(−152から−106に)
・福井県(−135から−66に)
・岐阜県(−390から−66に)
・三重県(−360から−193に)
・京都府(−328から−213に)
・広島県(−506から−102に)
・徳島県(−146から−63に)
転出超過の幅が拡大(11県)
・宮城県(−252から−276に)
・福島県(−139から−237に)
・愛知県(−76から−587に)
・滋賀県(−368から−486に)
・兵庫県(−385から−387に)
・奈良県(−273から−299に)
・和歌山県(−141から−151に)
・岡山県(−45から−129に)
・山口県(−1,051から−1,258に)
・愛媛県(−382から−418に)
・鹿児島県(−193から−211に)
宮城県、愛知県、滋賀県では転入者数が20%近く減少した。
転入超過→転出超過に(4都県)
・秋田県(+19から−7に)
・東京都(+1,199から−2,522に)
・神奈川県(+38から−679に)
・富山県(+87から−72に)
いずれの都県も転入者が減ったこととがのが原因のようだ。特に富山県の転入者数は−28%だった。
【関連サイト 総務省 住民基本台帳住民移動報告】
https://www.stat.go.jp/data/idou/index.html