新潟県聖籠町長選は選挙戦の見通し、前聖籠町役場職員の水戸部吉成氏が町長選への立候補を表明
任期満了に伴う8月28日投開票の新潟県聖籠町長選について、新人で無所属の前聖籠町役場職員、水戸部(みとべ)吉成氏は4日、聖籠町で記者会見を開き、町長選への立候補を表明した。現職の西脇道夫氏も立候補の意向を示しており、選挙戦となる見通しだ。
「コロナワクチン接種に関する様々な声を聞いて、このままでは地域がすさんでしまうと思い、心を燃やすならこれが最初で最後だ」と出馬を決意したのは今年5月の始めだったという。
また、町役場職員時代にコロナワクチン接種企画調整を担当した経験から、水戸部氏は「コロナワクチンを接種するかどうかは本人の選択を尊重すべき」と持論を展開した。
現町政に対しては、「財政改革の言葉が必要以上に先行した感じがある。無駄な事業の削減などは十分に評価するが、言葉として掲げた負のインパクトが大きかったのではないか」と評する。
基本政策について、水戸部氏は商工業振興・都市計画の推進、農業農村の発展、聖篭町の人の全国への発信、子育て・教育・福祉などを訴える。
商工業振興・都市計画の推進については、企業誘致のほか、新潟東港地域の未利用地解消に向けたトップセールスなどを実施する考え。
農村・農業の発展については、農地は聖籠町の面積の40パーセントを占めることから、
作付け支援と、市場開拓などの売る支援を行う。
聖籠町の人の全国発信は、地域の有名人などを、聖籠町のふるさと納税の返礼品のパンフレットなどに掲載し、全国へ発信するというもの。
水戸部氏は昭和60年9月聖籠町生まれの36歳。平成16年3月新潟県立新発田高校卒業、平成20年3月高崎経済大学卒業。平成20年4月聖籠町役場入庁。令和4年6月1日聖籠町長選出馬のため、聖籠町役場を退職した。